Kyoko Shimbun 2015.06.02 News

完全電子化の「週アス」、やっぱり店頭に並ぶ これは嘘ニュースです

結局コンビニに並ぶ「週アス」電子版
 紙媒体での発行を終了し、今日から完全電子版へと移行したはずのIT情報誌「週刊アスキー」(アスキー・メディアワークス)が、引き続き全国の書店、コンビニの店頭に並んでいる。読者の間からは「何のための電子化だったのか」という困惑の声も聞かれた。

 週刊アスキーは3月31日「完全ネット/デジタル化によって最強になります」と宣言。電子書籍とウェブサイトを中心にした編集体制に移行すると発表した。エイプリルフール直前での発表だったこともあり「最終回商法ではないか」と疑う声も多かったが、大方の予想を裏切り、5月26日発売の第1030号で約26年続いた印刷版の刊行を本当に終了した。

 同誌では電子版への移行を告知してきたが、周知が進まない状況を踏まえ、週刊アスキーだけ読める専用タブレット端末を大量調達。今日から全国の主要書店、コンビニで買えるようにした。

 6~12インチサイズの中国製専用端末「NGO(ンゴ)」は1台350円。工場で余ったジャンク部品を、仕事と称して「艦これ」「パズドラ」に興じていた編集部員に組み立てさせることでコストカットに成功した。個々の製品によってサイズも異なるほか、ドット抜けや色相が反転しているなど価格相応の低品質だが、気軽に使い捨てられるため「カオスだもんね!」さえ読めれば十分というニーズは満たすことはできそうだ。

 「結局コンビニで立ち読みできるのなら、何のための完全電子化だったのか」という声について、同誌編集部では「おまえらがコンビニで立ち読みしかしないから完全電子化しました」とコメント。今回の対応は鶏卵論争に発展しそうだ。

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