Kyoko Shimbun 2019.01.29 News

「ふいんき」新字採用で正式語に昇格へ 検討委方針 これは嘘ニュースです

「ふいんき」漢字新字案
 文部科学省の諮問機関である国語検討委員会は28日、雰囲気(ふんいき)の読み誤り「ふいんき」に新しい漢字を当てることで、正式な言葉として認める方針を固めた。

 委員会が18年に行った国語力調査によると、雰囲気を「ふいんき」と読んだ人は34.2%で、正しく「ふんいき」と読んだ人の割合(33.1%)を調査開始以来初めて上回った。調査結果を受け「『ふいんき』も正しい読みとして認めるべき時期が来たのではないか」との意見が一部の委員から上がり、検討を進めていた。

 「ふいんき」の容認については、音に合わせて既存の漢字を当てはめる(「付因気」など)案や、漢字を「雰囲気」としたまま熟字訓として「ふいんき」読みを認める案などが出たが、「ふんいき」の「ん」と「い」が入れ替わった歴史的経緯を文字に反映させるため、最終的に「雰」の「分」と「囲」の「井」の部分を入れ替えた専用の漢字2字を新たに定めて「ふいんき」と読ませる案にまとまった。2月中にも文科相に答申する。

 「坊」「防」「紡」「妨」を全て「ボウ」と読むように、漢字には部首と音が結びつくという原則があるが、雨冠に井を「フ」、国構えに分を「イン」と読む新字はどちらもこの原則から大きく逸脱する。委員会の上岡愛委員長は指摘に対し「むしろ規則から外れている方が、ふいんき本来の雰囲気が伝わるのではないか」と説明した。

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