Kyoko Shimbun 2020.11.25 News

365日プレゼント配送も サブスク「サンタプライム」始まる これは嘘ニュースです

短期集中のプレゼント配送は長年の課題だった
 世界サンタクロース協会(WSCA)は、有料会員限定のクリスマスサービス「サンタプライム」を25日から開始すると発表した。月額3980円のサブスクリプション制で、サービスの目玉はクリスマスプレゼントの到着日時を年中いつでも指定できる「クリスマスお急ぎ便」だ。

 月額3980円の「サンタプライムベーシック」に入会すると、12月24日深夜まで待たなければならなかったクリスマスプレゼントを、365日いつでも受け取れる「クリスマスお急ぎ便」が利用できるほか、これまで原則受け付けていなかったプレゼントの途中変更が回数無制限になる。また、スマートフォンアプリから担当サンタの位置情報をリアルタイムで確認でき、不在による再配達も減らせるという。

 プレゼント配送以外のサービスでは、プレゼントをサンタに発注した「真のサンタ」の正体を、設定した年齢まで子どもの目に触れないようにするペアレンタルコントロールや、サンタの近況を毎月伝えるフィンランド語のメールが付帯する。また、月額14万9800円の「サンタプライムプレミアム」では、毎月15分までサンタ本人とオンラインで話せる権利が与えられ、プレゼントに悩んだ際の個別相談にも応じる。

 WSCAによると、同会に所属するサンタの平均年齢は141歳。高齢化の進行が長年の課題だったが、サンタプライムの普及が進めば、経営基盤の強化だけでなく、これまで1日足らずで大量の荷物を処理しなければならなかったサンタの負担を減らすことにもつながる。

 一方、利用者にとっても、水着や水ようかんなど「季節外れ」の品物が贈れるようになり、プレゼントの選択の幅が広がる。ただし、これまで誕生日とクリスマスをまとめて祝うことでごまかしてきた12月生まれの子どもを持つ家庭は、うっかり入会してしまわないよう注意が必要になりそうだ。

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