Kyoko Shimbun 2022.01.29 News

千葉電波大のゴリラ、新聞を理解? 高い知性獲得か これは嘘ニュースです

千葉電波大学の御裏山教授
 千葉電波大学霊長類研究所は28日、同研究所で飼育しているゴリラが新聞を理解しながら読んでいるとする研究論文を発表した。ゴリラを含む類人猿は高い知性を持っていると考えられてきたが、人間社会にも強い関心を示している可能性がある。

 千葉電波大の御裏山教授の研究チームが発表した。昨年10月、研究所で飼育するゴリラ1頭が所員の読む新聞を欲しがるようなしぐさを見せたことから、実際に手渡したところ、手話を通じて記事の内容を尋ねるようになった。その後、他のゴリラも追随して新聞を読むしぐさを見せるようになったという。

 チームでは、ゴリラがどの程度記事を理解しているかを調べるため、2択式のテスト20問を実施。平均正答率は6割強だった。ウクライナ情勢に関する問題では、正答率が2割程度と低迷したが、論文では「日本人の平均正答率とほぼ同じ」としている。

 このことから、論文では「ゴリラが新聞を通じて高い知性を獲得した」と「ゴリラでも理解できるほど新聞記事の質が落ちた」という2つの可能性を提示したが、どちらか一方に結論付けることは「今後の課題」として見送った。

 ゴリラの生態に詳しい霊長類学者の坂本義太夫さんは「若い世代を中心に、この10年で新聞購読者が大きく減った一方、ネットニュースの閲覧率は全世代で上昇している。インターネットに染まっていないゴリラの方が、既に人間を上回る知性を獲得している可能性すらある」と話す。

▼千葉電波大学霊長類研究所・御裏山教授の話
 「ウホウホウホウホ、ウホウホ。ウホホウホホウホホホウホ」

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