Kyoko Shimbun 2011.06.13 News

中国の高校生、iPad2のために角膜売る これは嘘ニュースです

タブレット端末「iPad2」
 中国の男子高校生(16)が、自分の角膜を臓器密売業者に売却する見返りとして、タブレット端末「iPad2」と現金4万ドル(約320万円)を受け取ったと、地元テレビ局が報道した。

 報道によるとこの少年は福建省に住んでおり、インターネットを通じて密売業者と知り合ったという。密売業者が少年に対し「片目の角膜を提供すればiPad2をあげる」と持ちかけたところ、少年は両親に内緒で申し込み、業者が用意した病院で角膜摘出手術を受けた。

 ところが、密売業者は少年の角膜を両方とも摘出。少年は両目を失明してしまうことになった。その後、帰宅した少年の歩き方を不自然に思った両親が問いただしたところ、真相を打ち明けたという。

 驚いた両親は地元警察に届け出たが、業者との連絡は途絶えており、現在足取りを捜査中だ。

 取材に対し少年は「何かの手違いで両目が見えなくなってしまったが、iPad2はのどから手が出るほど欲しかったし、角膜もう1枚分とお詫びのしるしとして4万ドルもくれたので、ある程度は許している。親には申し訳ないと思ったが、もらった4万ドルを生活の足しにしてもらいたい」と話しており、今回の取引を不満に思っているようではなさそうだった。

 「ちょっと待ってて」。少年はそう話すと、自室に置いてあるiPad2と4万ドルを取りに行った。

 少年が持ってきたのは、1枚の鉄板と新聞紙の束だった。

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