Kyoko Shimbun 2014.03.01 News

「明るい廃墟」 ピエリ守山さん死去 5歳 これは嘘ニュースです

故ピエリ守山さん(当時4歳。社主撮影)
 「明るい廃墟」の愛称で親しまれてきたピエリ守山さんが2月28日亡くなった。5歳だった。同日夕方、滋賀県守山市内の自宅で孤独死しているところを発見された。

 2008年生まれ。出生当初は滋賀県のコア・ショッピングセンターとして専門店200店舗とともに大々的にオープン。琵琶湖が一望できる立地環境と琵琶湖大橋に直結した交通の利便性から、かつて一瞬のうちに滅びた大津市浜大津エリアに代わる新たな集客拠点として期待を集めた。

 だがまもなく草津市に登場したイオンモール草津さんが新興住宅地が密集する県南部の顧客を一挙獲得。その後、栄養失調に陥ったピエリ守山さんは次第にその生気を失っていった。ピエリ守山さんを古くからよく知るクラブ・ハリエ氏は「12年初頭には顔面レイクブルーになっていたようだ」と話す。

 13年に入ってからは、センター内で随時警告アナウンスを放送するほか、要所要所にガードマンを配備するなど従来のショッピングセンターの概念を大きく覆す面会謝絶状態となっていたが、病状は回復せず、28日午後、守山市内の自宅で死んでいるところを近くの住人が発見した。自宅に人気はなく、孤独死だったと見られる。

 生前は「生ける廃墟」とも揶揄されたピエリ守山さんだが、この日ようやく死せる廃墟としてその息を引き取った。

 葬儀は近親者のみで営み、喪主は今年2月14日に生まれたばかりのチカ守山さんが務める。

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