Kyoko Shimbun 2015.09.14 News

池に落としたガラケー、金銀スマホに 和歌山 これは嘘ニュースです

小津さんが携帯電話を落としたという池
 仕事中誤って池に落とした携帯電話がスマートフォン(スマホ)になって返ってきた――。童話を彷彿とさせるそんな出来事が11日、和歌山県であった。

 思わぬかたちでスマホを手にしたのは和歌山県で林業を営む小津さん(86)。枝打ちの作業中に高さ5メートルから転落、足を強く打った小津さんは携帯電話で助けを呼ぼうとしたが、転落した際近くの池に落としてしまい、数時間その場から動けないままになっていた。途方に暮れていたところ、近くを通りがかった見知らぬ若い女性が「池に落とされたのはスマホですか」と尋ねてきたという。

 小津さんが携帯電話だと説明したところ、女性は「では代わりにスマホはいかがですか」と手に持っていた金と銀のスマホ2台を差し出し、そのまま立ち去っていった。小津さんは渡された金色のスマホから自宅に電話。家族が駆けつけ、無事病院で手当てを受けられたという。

 「女神様か何か知らないが、どうせなら普通の携帯が欲しかったな。スマホは難しいから」と小津さん。もう1台の銀色は妻にあげたと話す。

 「LINEスタンプってどこで買えるんだったっけ」「テザリングは……」など、贈り物のスマホを不器用ながらに操作する老夫婦の若々しい姿が印象的だった。

【追記(15年9月14日)】
 小津さん宅に新規端末代(22万1600円)を求める請求書が水没した携帯電話と共に届けられた。

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