Kyoko Shimbun 2021.05.06 News

新緑の湖国、各地でヒナすくすく 滋賀 これは嘘ニュースです

県内のスーパーではハトの子育ても始まった
 渡り鳥の飛来地や野鳥の生息地として知られる湖国・滋賀の各地で、鳥たちの巣作りや子育てが本格的に始まった。

 近江八幡市では、カイツブリの一種カンムリカイツブリが、まもなく迎える繁殖期を前に、つがいでせっせとヨシを集め巣作りに励む姿が見られた。鳰(にお)の名でも知られる県鳥カイツブリは、古くから琵琶湖周辺に生息することから、琵琶湖は別名「鳰の海」と呼ばれる。

 しかし、近年は巣作りの材料に使うヨシの減少など環境の変化によって生息数が激減し、県のレッドデータブックで希少種に指定された。近くに住む野洲乃乙さんは「わしらの頃はぎょうさんおったけどなあ」と、せっせとヨシを集めるカイツブリの姿を眺めながらしみじみと話す。

 竹生島を周回する竹生島鉄道・竹駅の無人駅舎では今年もツバメが巣作りを始めた。今年生まれたヒナは5羽。親鳥がエサをくわえて戻ってくるとピーピーと元気にさえずるヒナの声だけが誰もいない駅舎内に響き渡った。

 県内のスーパーではハトも子育てを始めている。大津市では対立と調和を象徴するハトのつがいのもとで、3羽のヒナがかえった。「かけっこ」「とびっこ」「げんきっこ」とそれぞれ名付けられたヒナたちはすくすく成長。エサをやるため、せわしなく看板を出入りするハトの姿が買い物客の心を弾ませている。巣立ちの時を迎えたハトは全国へと飛び立ち、各地のスーパーの看板として活躍するという。

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